はじめに
この記事は下記雑誌の特集記事の大幅な要約が中心です。要約に際して表現は全て改めるとともに古くなっている内容のアップデートを図っています。
RDSとは
Amazon Relational Database Serveceの略。RDBのマネージドサービス。
メリット
マネージドサービスである。つまり以下のようなメリットがある。
- インストール作業が不要で使い始められる。
- マルチAZ構成で可用性が高められる。
- 自動でパッチ適用ができる。
- 自動でバックアップが取れる。
- 柔軟なパフォーマンス向上のため手段が用意されている。
- リードレプリカ(読み取り専用インスタンス)の設置
- インスタンスクラスの変更
- ストレージの変更
Auroraとは
RDSの一部。クラウド向けにAWSが構築したRDBのサービス。ハイパフォーマンス。MySQL互換、PostgreSQL互換のものがある。
RDSとAuroraの違い
内部アーキテクチャが異なる
- RDSはインスタンスとストレージが一体化している。Auroraはインスタンスとストレージが分離している。
- Auroraは1AZあたり2箇所、3AZに渡ってストレージがコピーされる。ストレージで障害が起こってもクライアントからのリクエストに影響しづらい。
Auroraにしかない機能が使える
BackTrack
データの巻き戻しができるBackTrackが使える。テーブルのDROPやデータのDELETEの復旧が可能。戻した位置から進めることも可能。
ストレージの自動拡張
Q: Amazon Aurora データベースのストレージの下限と上限はどれくらいですか?
よくある質問 – Amazon Aurora | AWS
ストレージの下限は 10 GB です。データベースの使用量に応じて、Amazon Aurora ストレージは 10 GB 単位で最大 128 TB まで、データベースのパフォーマンスに影響を与えずに拡張されます。ストレージを事前にプロビジョニングする必要はありません。
使用状況に応じて10GBから128TBまでストレージが自動拡張する。
クラスタキャッシュ管理
プライマリがクラッシュしてリードレプリカがプライマリに自動昇格する場合(フェイルオーバーする場合)、キャッシュがないため一時的にパフォーマンスが下がる。クラスタキャッシュ管理によってプライマリと同じキャッシュを特定のレプリカに共有することにより、パフォーマンス回復までの時間を短縮できる。
グローバルデータベース
高速なリージョン間レプリケーション機能。ストレージ層でのレプリケーションなのでレプリケーション先にインスタンスを設置しなくてもレプリケーションが可能で低価格でのDR構成を実現可能。
Aurora Severless
インスタンス層が自動スケールする機能。稼働していない時にインスタンスがシャットダウンされるため料金を節約できる。需要が予測できない場合にも自動でスケールできる。
料金
補足
認定試験向けの書籍ですが、こちらもAWSのデータベースの概観を抑えるのにおすすめです。
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