私事ですが、去年の春ごろに結婚し、夫婦生活も1年が経ちました。
収入は夫婦二人の合算となることでお金の入り方が変わり、夫婦での生活となることでお金の出方も変わりました。
元来の節約好きの夫婦でしたので、色々と試行錯誤をして節約を続けてきました。
そこで1年前の自分たちに共有するつもりで、1年の結婚生活の中でやって良かった夫婦の節約術・工夫を紹介します。
共同生活の準備編
用途が重複している家電は売ってしまう
共同生活を始める前の準備に関しても話しておきます。
二人で暮らし始める際、二つあっても用途が重複してしまう洗濯機や冷蔵庫などの大きめの家電はスペースの都合で処分することになるかと思います。
問題になるのはスペースの都合だけだと二つあっても必ずしも処分する必要がないもの、例えば電気ケトル、炊飯器、空気清浄機、扇風機などです。
結論から言えば二つあっても用途が重複する家電は一つだけ残してもう一つは売ってしまうのがおすすめです。
私たちは、壊れたりした時など何かのタイミングで使うかも知れないと考えて電気ケトルや炊飯器を取っておきましたが、結局半年くらいして全て売ってしまいました。
最近はメルカリやジモティーを使えば意外な高値で売れることもありますし、例え安値で売ることになっても粗大ゴミにならずに処分できます。
必要になれば買い直せるものでもあるので、いつ必要になるかわからない用途が重複している家電は処分しましょう。
家電ではないですが、ローテーブルや収納ボックスなどの嵩張る不要家具もメルカリだと送料が高くなりすぎて売りづらいですが、ジモティーだと高確率で引き取り手が見つかります。
お金を払って粗大ゴミとして処分するよりはるかにお得なので、不要な家具がある方は是非とも検討してみてください。
家計管理編
お互いの貯金額はざっくり共有しておく
可能な限り早めにお互いの貯金額は共有しておくべきです。
細かい金額まで言いづらいという場合は本当に大まかに、例えば0〜100万円、200〜300万、500万円以下、1000万円にいかないくらい、1000万円以上などのレベルで良いと思います。
貯金額次第で、今後はどれくらい頑張って貯金をしていった方が良いか、いざという時に貯金があるからどれくらい余裕を持って生きていけそうかなど色々なことがわかります。
貯金額を明かさないと仕事の選択や家賃の検討などの様々な範囲に影響が及びます。
相手から聞き出しづらい場合は「将来家を買う時には頭金が500万円くらいかかるらしいね。私の貯金は500万円くらいだから今の時点で出せるのは250万円くらいかな」とか「結婚式の予算は200万円くらいでどうかな。それぐらいなら私の貯金は500万円くらいあるから半分の100万円は出せるよ」などと自分の情報を出しつつ、「あなたはどう?」という感じで聞き出す作戦が有効かなと思います。
生活費の支払い用と貯金用の二つの銀行口座を用意する
銀行口座をどう活用するかは共同生活を始めるにあたって一番悩みました。
少し長いので先に結論を言ってしまうと、以下のようにしています。
- 生活費の支払い用の口座を作る。可能であればATM手数料の安い銀行。
- 生活費の支払い用の口座を支払い元としたクレジットカードを作る(自分用と家族用)
- 生活費の支払い用は全て生活費の支払い用の口座のクレジットカードから。クレジットカードが使えない場合はこちらの口座から下ろした現金で支払う。
- 貯金用の口座を作る。基本的にこちらの口座のお金には手を着けない。
- お小遣いはさらに別の口座で管理する。お小遣いの範囲内での買い物にはお互い口を出さない。
「出費を把握しやすくする」「まとまった金額を貯金する」というポイントで検討し、生活費の支払い用と貯金用の二つの口座を使っていくことにしました。
生活費の支払い用の口座には夫の給与が振り込まれています。
こちらを支払い元とした本人用クレジットカードと家族カードを作り、日々の生活は全てそのクレジットカードで払っています。
クレジットカードが使えないシーンでも、基本的にこの生活の支払い用の口座から下ろした現金で支払っています。
ATMを使う機会が多いので、こちらの生活費の支払い用の口座にはネット銀行などのATM手数料が安い銀行口座がベターです。
もう一つの貯金用口座には妻の給与が振り込まれています。
基本的にこちらには手を着けずにお金を貯め続けています。
結婚する時にもらったお祝いなどのお金も貯金用口座に入れました。
この二つの口座を用意して良かったのはクレジットカードを使うことで日々の生活費が可視化できたこと、もう一つは妻の給与は強制的に貯金できることの二点です。
実際には給与から夫婦で話して決めたお小遣いを引いて、上記の二つとは異なる別のお小遣い用口座に入れて各々使っています。
話して決めたお小遣いの使い途に関してはお互いに口を出さないようにしていて、その辺りもストレスなくこの体制が回っているポイントだと思います。
共働きでなかったり、計画的に一定額を毎月貯金していきたかったりする場合は、貯金用口座に毎月同じ金額を移動して貯金していくのが良いでしょう。
生活費の支払い用の口座から毎月振り込みをするなら、振り込みも含めて手数料の安い銀行がおすすめです。
手数料の安さだけを考慮すれば圧倒的に住信SBIネット銀行です。
手数料の無料の範囲がかなり広いです。
私たちはクレジットカードに楽天カードを使っている都合、楽天証券も使っている都合などもあり楽天銀行の口座を生活費の支払い用の口座にしています。
楽天銀行も個人の用途としては十分な無料の範囲を持っています。
家計簿はつけないで代わりにマネーフォワード MEを使う
使途不明金をなくして貯金をするために家計簿をつける方もいると思います。
私たちは結婚したタイミングで家計簿では管理が複雑になりすぎるので、マネーフォワード MEだけでの記録にしました。
マネーフォワード MEがなかったら、何にいくら使っているかの管理は辛すぎました。
本当にマネーフォワード ME様さまです。
ちなみに生活費の支払いを基本的にクレジットカードでするのは、ポイントで得をするためだけではなく、クレジットカードをマネーフォワード MEに登録しておいて、日々の支払いを他の支払いと合わせて可視化するためでもあります。
保険を見直す
もしあなたが数万の保険料を毎月支払っているなら払い過ぎの可能性が高いです。
払い過ぎだけが問題ではなく、夫婦なりの保険というのを考えていく必要性の話もあります。
片方だけが入っている保険料の支払いをどうしていくかという問題もありますし、お互いが入っている保険を共有し、必要に応じてこの機会に見直しましょう。
私の場合、相手方だけが入っている保険があったので今後の支払い方法を決め、子供ができるなどの大きなライフイベントが発生するまでは保険は現状維持で良いねという方向性を夫婦で確認し合いました。
番外編
収入を減らすシフトチェンジをしない
結婚を機に女性側が専業主婦になったり、場合によっては男性側が専業主夫になったりするケースがあると思います。
ただ、個人的には安易に収入を減らすシフトチェンジはしない方が良いと思っています。
一度減らしてしまうと増やす方向に再度行くのは大変になりがちです。
家事が大変という話なら、まずは家事をアウトソーシングして家事を減らし、収入源は確保しておく方が無難でしょう。
収入を減らすのは後からでもできます。
私たち夫婦はヨシケイを使って夕食の負担を減らしています。
その他、Oisixやデイリーコープといったサービスもあります。
この辺りはまだ比較検討の余地がありそうです。
まとめ
ここまで夫婦での節約に向けて色々試行錯誤してたどり着いた節約術・工夫を共有してきました。
具体的な方法の話もありますが、一番大事なのは無理せず長く続けることだと感じています。
私たちの場合、節約や貯金という共通の目標・認識を持って話した上での無理のないルール作りによって上手くやってこられました。
この記事をご覧になっている方には、無理のないルール作りと節約を楽しんでいただけたらと思います。
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